女性の3割がセクハラ、この調査方法って・・・いいの?

女性

本日の日経新聞に『働く女性の3割がセクシュアルハラスメントを経験したことがある、と考えていることが4日、厚生労働省の初の実態調査で分かった』、このような記事がありました。

被害にあった3割の内訳はこんな感じだそうです。

セクハラ被害

これを受けて、厚労省は今後企業への啓発や指導を強化するようです。
この内容は真摯に受け止めて対応すべきというのは間違いないです。

ちなみに日本政府が今回のような調査をするのは初めてです。

でも何か違和感がすごかったので、よく見ると、

調査は昨年9~10月、全国6500社で働く25~44歳の女性約2万6000人を対象に実施し、約4600人から有効回答を得た。インターネット上でも5000人から回答を得た。

 

ん?

約4600人から有効回答を得た。

4600人から有効回答って、調査対象少なすぎじゃないですか?
しかも、全国6500社で働く女性約2万6000人を対象って、全国に手を広げてる割に人数が少なすぎですよ。。どこで調べたんでしょう?

同じく厚労省が発表している『働く女性の実情平成26年版』という資料によると、平成 26 年の女性の労働力人口は 2,824 万人、労働力人口総数に占める女性の割合は 42.6%、と発表しています。

となると、今回の調査対象は、2.6万÷2824万人=0.1% と働く女性の0.1%を対象にした調査とわかりますね。なんでこんなに対象をしぼったんでしょうかね?

こうなってくると情報そのものに疑いが出てしまうので、こういう繊細な問題だからこそ、フェアに調査すべきだと思います。初めての調査とはいえ、雑すぎ感が。。。

他にも気になるところが。
公務員は、国家公務員が約64万人、地方公務員が約275万人もいます(人事局資料より)。
なので、厚労省はもちろん、公務員の中での調査も全くやっていない可能性が濃厚ですね。

ここまで来ると、この明らかに少ない調査人数で、なんでいま発表したのか?
と政治的な意図を深読みしたくなりますよね。

それでもここまでは、雑すぎないですか・・・?
という話なんですが、最後の問題はこれです。

『全国6500社で働く25~44歳の女性を対象に』となってます。

45歳過ぎたら、セクハラってないんですかね?

ちなみに、女性の労働力率(働いている女性の数 ÷ 女性の人口)は、世代別に見るとこんな感じです。

女性の労働力率

この資料は、厚労省が発表している『働く女性の実情平成26年版』によるものなので、世代別にどれくらいの女性が働いているかは、厚労省自身が完全に把握していて、調査対象から意図的に外したと分かりますね。

初めての調査だからこそ、対象から外さずに全世代で調査しても良かったんじゃないですかね。
調査もしないでいきなり対象から外しちゃうあたりに、調査の方針や今後の方針が透けて見えてきたのは、気のせいだと良いんですけど。。

これが一番のセクハラ?パワハラ?になっている気がします。。

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34歳、千葉県生まれ。大学卒業後、税理士法人・財務コンサルティング会社などで10年間勤務の後、独立。現在は中小企業の税務顧問などをしながら、創業100年企業の財務戦略を支援したりと税理士業以外での活動フィールドを拡大中。高城剛は天才だと思う。好きな言葉:一寸先は光。
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