仕事は時間制限から入る、すると必要スキルが浮き彫りになる

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例えばビジネススキル、あれもこれもととりあえず手をつけてみる、でもいまいち身につかない。
良くある話ですが、陥りやすいケースです。

来週の仕事で必要なスキルと
一生使わないかもしれないスキル

同じ時間をかけるなら、どう考えたって来週必要なスキルの方が定着する
あれもこれもと手を広げることは不毛です。

とにかくスケジュールを決めて時間制限をすることが大事です。
そうすれば、やるべきことがハッキリします。

ほとんどの仕事は時間さえあれば誰でもできる

私が税理士なので、税理士業務の1つを例に考えてみます。

例えば、税金の相談、全く知識のない人が相談を受けたら、即答はもちろんできないでしょう。

でも、知識がない人でも、しっかり勉強すれば税金の相談に回答することも可能です。
それまでにかかる時間は人それぞれですが、時間があればできるわけです。

ほとんどの仕事は、それこそ、何年何十年かけてもいいなら誰でもできるわけです。

でも、何年何十年かけないのがスキルであり価値です。

言い換えると、時間差が価値です。

時間を短縮するものがスキル、ノウハウです。

制限時間が決まれば自動的に必要な能力が決まる

「時間があれば誰でもできる=時間が制限されると、できる人が限られる」

というルールがあります。
この制限された時間におさめるのが仕事です。それに必要なのがスキル、ノウハウなどの価値です。

時間が制限されるほど求められる能力が増えていくわけです。

例えば、「会議の後に適切にまとめられた議事録をメールで全社員に発信する」という仕事。

この場合に、議事録の発信期限が「会議終了後2時間以内」なら誰でもできるでしょう。
パソコンを操作できる能力があれば。

ただし、議事録の発信期限が「会議終了後15分以内」という制限の場合、会議の内容にもよりますが、誰でもは無理でしょう。

この場合、議事録テンプレートの用意、会議中の的確なメモ、高速のタイピング、分かりやすい文章の書き方、要点を整理する能力、などは最低限必要でしょう。

仮に英語でのミーティングであった場合、英語力が必要なのは言うまでもないですね。

ただし、英語でのミーティングであっても、録音して辞書を引ければ誰でもできるわけです、時間が制限されてなければ。

細かい例ですが、時間が制限されると必要とされるスキル、ノウハウが増えるとはこういうことです。

スケジュールがタイトであるほど、スキルは洗練されていきますから、スケジュールはタイトな方が良いです。

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スケジュールが決まると必要なソフトや業務フローも決まる

これは会計の話ですが、会社は1年に一回は決算をしています。
これと同じく毎月、仮の決算もしていきます。これにより毎月数字を把握していきます。

経営に役立てるために、毎月決算をしているわけですから、その情報スピードは早ければ早い方が良いわけです。

中小企業では通常は月単位で決算することが多いですが、この単位は短ければ短い方がいいです。経営に役立てるなら。月単位より週単位、週単位より日単位と。

その究極がソフトバンクで有名な日次決算です。
あれだけの規模の会社にも関わらず、毎日決算して前日までの数字を毎日把握しているわけです。

ソフトバンクの日次決算システムでは、前日までの会計数字が翌日の昼までには確定すると言います。

この例は極端かもしれませんが、毎日の決算情報を翌日の昼までに、というスケジュールが決まった場合、自動的に必要なシステム、業務フローが決まるわけですね。

今、会計業界ではクラウド会計、半自動会計、連携ツールなど様々なソフトやツールが出てきています。
このソフト選択において一番必要なのは、先にスケジュールを決めることです。

毎月の決算は翌月5日までに確定させて、タイムリーな経営をする

こう決めた場合、必要なソフト、業務フローなどは強制的に決まっていきます。

ソフトやツールの「使い勝手」などという、あいまいで変化しやすい基準ではなく、最適なスケジュールを決定して最適なモノを選択すべきです

スケジュールがタイトであるほど、無駄のない業務フロー、システムが構築されて洗練されていきますから、スケジュールはタイトな方がいいです。

まとめ

「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」というパーキンソンの法則がある以上、スケジュールは適度にタイトな方がいいです。

ちなみに長期習得スキルは長期スケジュール(長期キャリアプランや人生プラン)とセットです。
これは個人レベルでの話ですが、これを会社に置き換えると事業計画になります。

まずはタイトなスケジュール、時間の制限を意識してみましょう。

ABOUTこの記事をかいた人


34歳、千葉県生まれ。大学卒業後、税理士法人・財務コンサルティング会社などで10年間勤務の後、独立。現在は中小企業の税務顧問などをしながら、創業100年企業の財務戦略を支援したりと税理士業以外での活動フィールドを拡大中。高城剛は天才だと思う。好きな言葉:一寸先は光。
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