まずは自分を知る、桜を参考にするとマーケティングの理解が早まる

マーケティングとは平たくいうなら、『世の中の人にどうやって知ってもらって、どうやって売るか』ですね。

こういった人間の行動心理にも繋がるようなことは、自然に聞く方が分かりやいと思います。
これは3月頭に咲いている桜を見ていて思ったことです。

公園に咲く河津桜

まずは桜の基礎情報

ソメイヨシノが一番有名ですが、桜の種類は実は200種類以上あって、開花時期も2月~5月くらいまでとかなりバラつきがあるようです。
一番有名なソメイヨシノは桜の名所の8割くらいに植えてあるそうです。ソメイヨシノは2週間足らずで散ってしまします。

有名どころの桜の写真は、このサイトが一番分かりやすくまとまっていたリンクをつけておきます。

桜の市場でどう戦うかがマーケティング

桜の木が商品と考えた場合に、どれだけの人に見てもらうか、と考えるのがマーケティングです。

ソメイヨシノの場合

圧倒的No.1。知名度・美しさからの集客力は強力ですが、2週間もない短期間で同じ時期に同じエリアで一斉に咲くので、ほとんどがソメイヨシノということもあり、場所次第では注目されません。

河津桜の場合

これは私が3月頭の週末に2週間連続で見た桜です。

一足先に咲く河津桜

 

写真も河津桜のはずですたぶん。。。桜の回りを人が取り囲んで、写真をとったりお弁当を食べたりしてました。
この桜は2月頃から咲き始めて3月上旬に満開となる桜です。しかも満開の期間がソメイヨシノより長いです。
本数はそんなに多くないのですが、ある公園にだけ集中して咲いていて、圧倒的王者の『ソメイヨシノ』が全くいない時期なので、注目度抜群です。

ソメイヨシノと河津桜の戦い方はセオリーそのもの

もちろん桜どうしはそんなこと考えてませんが(笑)

『ランチェスター戦略』という言葉は一度は耳にしたことがあると思いますが、この中には『弱者の戦略』というものがあり、これは『河津桜』の戦い方です。

弱者の戦略とは以下のような差別化戦略です(日経Bizアカデミーより)。
抜粋して『河津桜』と比べてみます。

弱者の戦略と河津桜
1、局地戦

スキマ市場やニッチ市場に競争の場を特化し、トップ企業と戦う。市場を「限られた地域、限られた範囲」とします。
⇒河津桜は、ある公園にだけ咲いていました。ソメイヨシノはそこら中にあります。

2、陽動作戦

従来のパターン以外の展開を測り、強者を出し抜く
⇒桜は3月下旬~4月頭に咲く、という常識外の動きでソメイヨシノを出し抜いています。

そもそも河津桜も十分綺麗ですから、戦略を間違えなければ、ソメイヨシとも十分戦えます。
逆に『ソメイヨシノ』は反対の強者の戦略で戦っています。

河津桜の強みを理解している場所があった

静岡県の伊豆には河津桜が多くあるため、イベントも多くあるようです。
ソメイヨシノと時期がズレるので、動員数も期待できますね。

この桜は本州でも早咲きの種類に分類され開花の過程を楽しめ更に満開を長く維持できる特徴もあります数年前までは無名の河津桜もここ数年で全国に浸透し現在150~200万人規模のイベントになりました。

伊豆 河津桜まつり情報局より

150~200万人ってすごいですね、本当。
満開が長く、競合とも時期がズレる、という特性を理解して戦えば、ここまでいくんですね。

自然こそセオリーなんで、桜でわかりやすく勉強させてもらいました。
まずは自分を知ることが、第一歩ですね。

ABOUTこの記事をかいた人


34歳、千葉県生まれ。大学卒業後、税理士法人・財務コンサルティング会社などで10年間勤務の後、独立。現在は中小企業の税務顧問などをしながら、創業100年企業の財務戦略を支援したりと税理士業以外での活動フィールドを拡大中。高城剛は天才だと思う。好きな言葉:一寸先は光。
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